よく言われるのがFXはギャンブルだ!と言うフレーズ。
まぁ、株も同じなのかもしれないが何故そう言われるか?も含めて心理的な酷似点を探ってみた。
まず、証拠金の観点。
当然、無から生まれるものは無いので元手が必要である。FXは口座開設に手間がかかるがパチンコ、競馬などはハードルは低い。
何れもある程度の元手は必要である。
次に、レバレッジの観点。
パチンコには無いかな。競馬にはオッズがあるが、リスクという面だとオッズが高くても低くてもあまり変わらない。
FXの場合、ハイレバレッジはリスクが高い。
しかし、FXの場合は売りか買いか?のどちらかなのでフィフティーフィフティーで勝てるし負ける。
しかしハイレバレッジの場合、行って来いと言う非常に手厳しいバツもある訳だ。
半面、少しのTPで両建て勝負も注文のやり方によっては可能である。
競馬は、馬任せ。
パチンコは、座った台にほぼ依存する。自分ではどうにも出来ない。少しは打ち方などのテクニックはあるだろうが、台の設定にほぼ勝敗は依存する。
こうなると、競馬やパチンコは行為そのものを楽しむものと言う感じが高い。
それに利益が付いてくるので、買った時の快感はアドレナリンが出まくり?になるだろう。
まさに、趣味と実益を兼ねると言う感じ。
反面、FXは稼ぐという快感はあるがゲーム性?というか注文と決済のみという行為は競馬やパチンコに比べると地味な作業である。
地味であるが故に、遊びではなくちゃんとした?投資行為であると自分や周りに言い聞かせ、正当化できる。
そのうちFXの注文画面がパチンコや競馬の画面になるかもしれない?と思っていたら海外ではそういうユーザーインターフェイスの注文ができるものがあるらしいw
次の比較は損切り、敗戦の概念。
良く、パチンコで負けると、貯金して来た。引き出すのが難しいけどね、、と、自虐するパターンもある。
FXの場合は損切り、ロスカット。
どちらもツライ。FXの場合は損切りは負けを最少化する、防衛手段である、、と言い切ったり、物品の販売における仕入れ行為と一緒で、商品を仕入れないと物が売れない、、つまり負けないと次の収入はあり得ない、、という禅問答のような言い訳を正当化する場合もある。
いずれにせよ、勝率100%はあり得ないので、敗戦、損切り、ロスカットは避けて通れないのは、FXや競馬、パチンコも同様である。
両方の経験者であれば、パチンコで負けても、損切りが発生したから仕方ない。四万負けたけど10万負けるよりかは遥かにマシ。とか、一時10万負けだったけど最後に777が揃って六万出たから四万負けで済んだ。
などなどの、言い訳脳内変換が出来るようになる。
この能力が良いものなのか悪いものなのかは分からない。
このあたりがFXとギャンブルが結びつけられる理由なのであろうか。
では、休日にお金を何も使わず、家でゴロゴロしててお金の消費を抑えるのが偉いのか?
稼いだお金は生活費だけに利用するのが偉いのか。
確かにギャンブルに費やすお金の感覚と生活費に使うお金の感覚は、なぜか異なる。
いつもは生鮮食料品を買うときは10円でも安い物を探すが、パチンコに投入する1万円札には躊躇がないし、GBPJPYの含み損は五万円まで頑張る、、など同じお金の使い方とは思えない。
生活費は消費のみであるがギャンブル、投資はリターンがあるが故の行動である。
パソコンやスマホの有料アプリには1000円くらいしか払いたくないが、お金を稼ぐ、パチンコの必勝法の商材や、EAには数万円をかける。
何れも、自己責任の範囲。
ギャンブルで負けるのが悪か?
投資で損切りするのか悪か?
ギャンブルも投資もやらないのが善か?
それは個人の自由としか言いようがない。
法律を守っていればいいのか?
などなど、考え方は色々ある。
何にお金を掛けるのが偉いのか。
そんなのは誰にも善し悪しは言えない。
自らドブにお金を捨ててもいい。
個人の自由である。